「夢と狂気の王国」1978年生まれの若き女性監督が捉えた宮崎駿監督の素顔

大晦日の今日、ずっとずっと観たかった「夢と狂気の王国」を観に、新宿バルト9へ。
これは、スタジオジブリのドキュメンタリー映画。
宮崎駿監督と、鈴木敏夫プロデューサー、高畑勲監督と、彼らをとりまく
仲間たち(ネコを含む)の物語だ。

今まで宮崎駿監督に関わるドキュメンタリーや密着番組は意識して観てきたけど
この作品ほど「素」の彼を観られるものはない。
「風立ちぬ」の製作行程から公開後までを追いかけているが、その過程で起こる
様々なドラマを、不必要に盛り上げるでもなく、淡々と愛情深くカメラで捉えている。
宮崎監督に届いた、戦時中の彼の父の姿を物語る一通の手紙のエピソードや
主人公の声をエヴァンゲリオンの庵野監督に抜擢したくだり
最後に結末の台詞を180度書き換えるくだりは、現実はフィクションよりも
ドラマがあるということを痛感させられる。

観た後に残る読後感は、清々しくやわらかい。
こんな素敵なドキュメンタリーを誰が撮ったんだろうと調べてみると、
砂田麻美さんという1978年生まれの若き女性監督だった。
すごい!35歳で、ここまでの作品をつくれるのですね。
同世代が活躍していることが、何より刺激になりました。

大規模な装置や予算を使う訳でもない。
撮影も編集もナレーションだって、ぜんぶ一人でやっている。
コンパクトだけど、だからこそ丁寧に時間をかけてつくられている作品です。
もう公開している劇場が少ないですが、「明日から頑張ろう」と
思える貴重なドキュメンタリー、ぜひ沢山の人に観ていただきたいです。

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