
私が制作に参加している、東洋経済オンラインに連載中の「ヒットコンテンツの中の人」、ちょいモテオヤジでおなじみのLEON編集部の雑誌制作舞台裏の動画が公開されました。
若者が消費しなくなり、スローライフやダウンシフトという消費しない新しい生き方が台頭している現代。消費意欲が已然として高い、アッパー層(年収1000万円以上のバブル世代)のエグゼクティブ向けの雑誌がいま、とても元気なのです。高級品を買いましょうという物ではなく、一流のモノを消費することが、インテリジェンスの獲得につながり、ひいては文化にも貢献する…というのは、LEON編集長の前田陽一郎氏。
消費したくても若者世代までお金が回って来ないんだ!という声もありますが、世界的に観ると、はるか昔から一定の割合で富裕層は存在し、彼らがファッションやアートのパトロンとして発展に寄与してきたことは疑いの無い事実でもあります。
正直撮影させていただくまでは、「オヤジがモテるための雑誌」というイメージがありました。その一面ももちろんありますが(編集長自ら「あらゆる意味でモテるための雑誌」と)、消費=贅沢=今っぽくない、という風潮に対する前田編集長からの投げかけは、気づかされることもありました。
動画の後編では、LEON編集部の若手デスクが、まったく新しい取り組みである特集制作に奔走する舞台裏の様子に密着しています。
華やかでエレガントな誌面をつくる舞台裏は意外にシビアで、何度も編集長からのダメだしがあり、時間的にもギリギリの中で制作されていることが分かります。
LEONの世界観を体現したちょいワル編集メンバーが、水面下で必死に水をかく、汗臭く泥臭い現場の様子を知ったあとでLEONを手に取ると、また違った魅力が浮かび上がってくるかもしれません。
★LEON制作現場にちょい密着
http://toyokeizai.net/articles/-/39772
★LEON編集長インタビュー「消費は文化をつくる」
http://toyokeizai.net/articles/-/39404
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