ライフセーバー 和田賢一氏 | たった3年で日本チャンピオン、そして世界トップレベル へと駆け上がった”イメージする力”

ちょっとしたご縁があり、ライフセーバーの和田賢一さんの講演会に参加しました。和田賢一さん。26歳にして、競技を始めてたった3年で、ライフセービングのビーチフラッグス(砂浜で、寝そべった形からダッシュで旗を取りに行くことを競う)日本チャンピオン、さらに世界トップレベルの選手でもあります。
これまでの経験談をお話しされていたのですが、ものすごくぶっ飛んでて面白い…。

たとえば。
スポーツで世界NO.1になりたいと思い、大学生になってからテニスを始めたが、世界レベルになるには子どもの頃からテニスに馴染んでいる錦織選手などの強豪選手にすでにビハインドがある。そこで、その時間を取り戻すため、四六時中ラケットを握っていた。大学の講義も片手にラケット、片手にペンを持ってノートをとった…(でもテニスサークルの普通の大学生に試合で負けて「テニスはダメだ」と悟ったとかw)
とか。
ライフセービングの競技を始めて、世界トップになるには世界ランク1位の選手の側でその技術を習得する必要がある…と思い立ち、所持金20万円で全くツテもないままその選手がいるオーストラリアまで行った。案の定、毎日の生活にすら苦労して生きるのがやっとの状態に陥る。しかし結果的には1位の選手と一緒に練習をして、最終的には大会でその選手に勝つことができた…
などなど。他にもエピソード満載。

ぶっ飛んでますよね…。
猪突猛進とはこのことを言うのか…というまっすぐな人でした。そんな講演会の中で、スポーツ能力ほぼゼロのわたしにも、活かせそうな面白い視点がいくつもありました。

★練習ノートの表紙には、目標ではなく、達成した未来の自分が言うセリフを書く

和田さんも、スポーツ選手たちがそうするように、毎日の練習をノートに書いているそうです。その表紙に目標を書き出す…ということは誰しもやりそうなことなのですが、和田さんの場合はただ「世界1位になる!」「金メダルを穫る」と書いているのではなく、世界1位になったときに自分が言うであろうセリフを書いているということでした。和田さんの場合は、自分は結果が出ないとすぐに辞めそうになる癖があるということで「あのとき諦めないで本当に良かった」と大きく書いていました。

なるほど!と。確かに、金メダル!と書いていると、その途方もない距離に、特に結果が出ずに悶々とする時期だと、逆にくじけそうになると思います。だけど、自分が発するであろうセリフの場合、今この時の逆境すら、達成のためのプロセスなんだと前向きに捉えることが出来る、と思いました。

★毎日の練習メニューは「行動ベース」ではなく「イメージベース」で

これもスポーツ選手なら毎日、やるべき練習メニューを書き出すことをしている選手は多いと思います。和田さんの場合、たとえば「ダッシュ●回」「筋トレ●回」「フラッグをキャッチするトレーニング●回」といったメニューではなく、「フラッグが手に吸い付いてくるイメージを完璧に描く」という書き方をしているそうです。

何回やったかが大事なのではなく、頭と身体が、理想とする状態を理解し再現できるようになることが大事なのです。

練習を一生懸命やればやるほど、そのメニューをこなすことがいつの間にか目的になってしまいがちですが、和田さんの場合、理想とする自分をイメージして、その自分になるためのトレーニングであることを毎日ぶらさずにやっているからこそ、2年という驚異的なスピードで日本チャンピオンにまで上り詰めたのだな、と舌を巻きました。本当にすごい。

スポーツ選手でなくとも「精緻にイメージすること」がいかに重要かということを教えてくれています。がむしゃらに努力することはもちろん大切なことですが、それ以上に「どんな自分に近づきたいのか」という像をしっかりと、精緻に持っておかなければ、毎日努力をしていたとしても結果が現れにくくなってしまうのかもしれません。

・和田賢一さんオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/wada-kenichi/
・Facebookページ
https://www.facebook.com/kenichi.wada.8

ビーチフラッグス大会(和田選手出場)の様子
YouTube Preview Image
https://www.youtube.com/watch?v=bFp9-Z542w4

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