辞めてから気がついた、医療機器メーカーで働いて良かったこと | 家子史穂について

私は新卒で医療機器メーカーに入社しました。
入社動機は、大したものじゃありません…。商品企画がやりたかったのと、彼氏(現・夫)が当時働いていて、興味があったからです…。

そこでは商品企画の部署で血圧計や体温計などの医療機器のリニューアルやプロモーションに携わりました。

結局、入社して2年半で会社を辞めたので
何か大きな貢献をしたわけでもなく、理想と現状のギャップを語る生意気な若造だったと思います。

その頃の自分を考えると、穴があったら入りたいほど青くて視野が狭かったと思うのだけど、医療機器メーカーで働いて良かったと思うことは色々あります。

そのひとつが、世の中には様々な病気がある、ということ

たとえば…
鼻から空気を入れる管を通して、ゴロゴロと荷物を引いてあるいていらっしゃる方を見て、在宅酸素療法をされているのだな…と思うことや
インスリンを持ち歩き、毎日注射を打たないといけない人が、実はとても多いということ。

知らないと、配慮できない。知らない病気がたくさんあることを知るだけでも、想像力をはたらかせることができるんじゃないかと思うのです。

もうひとつ、良かったのはメーカーを知れたこと。モノづくりの現場のリアル。
モノをつくるということは、本当に簡単じゃない。技術者、営業、マーケティング、管理…色んな立場の人が、それぞれ真っ当な判断でものを言う。でもそれが一致することは稀だし、一致したものが必ずしも市場から受け入れられる訳じゃない。

このときの体験が、その後の求人広告そしていまの動画ディレクターの仕事にとても生きています。

でもこれに気づくまでは時間がかかりました。「何も貢献しないまま会社を辞めた」ことに対する、自分の中の負い目に決着をつけるのに時間がかかったのでしょう。

その価値にリアルタイムで気づけたらどんなにいいかと思うのですが、近すぎると見えないこともあるのでしょうね。そういうときは、意識的に離れてみることも必要なのかもしれませんね。

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