「働きマン」の次にくる憧れのキャリアウーマン像とは…?

漫画「働きマン」をご存知でしょうか?一時は菅野美穂主演によってドラマ化されて話題にもなりました。
週刊誌の編集である主人公・松方弘子が、バリバリと24時間を仕事に捧げ、20代にして大きなスクープをいくつも手掛け、男性社員たちを足場にして出世して行くキャリアドラマ。いわゆる「バリキャリ」女性ですね。

漫画が連載されていた当時、私のまわりには働きマンたる女性たちがゴロゴロいましたし、私自身、働き方としては松方そのものでした(松方ほど出世もしていなければ巨乳でもないですが!)。
だからこそ、共感できたし入り込めた「働きマン」は大好きで、コミックは何度も読みましたし、周りも男女問わず読んでいる人が多かったです。

当時は「男性に嫉妬されながら大きな仕事をする女性」「男性よりも仕事にのめり込んでいる女性」がカッコイイと思ったのですよね。読んでいてスカッとするというか。きっと男性にとっても「若くして登用される」だとか「古い価値観のおじさん社員に“だからダメなんだ!”と檄を飛ばす松方」の姿が支持をされたんじゃないかと思います。

最近、我が家の本棚を眺めていてふと「働きマン」に目が止まりました。そしてなぜだか「懐かしい…」という気持ちになったのです。

もちろん今も、「働きマン」である部分もあります。会社員からフリーランスになりましたが、やっぱり仕事が大きなシェアを占めていますし、むしろどんどん夢中になっていく自分がいます。仕事があれば休日もそれに充てることは当然です。

それなのに「働きマン」に感じる懐かしさ=今の時代じゃない感は、なんでしょうか。


・「働きマン」から「バランスマン」へ


今は、育メン(それもちょっと古くなりつつありますが)が出てきたり、雑誌でも「新しい働き方」特集が組まれたりと、時代の潮目が変わってきています。

24時間を仕事に捧げて出世するよりも、仕事は早めに切り上げて、プライベートな時間や家族との時間を充実させつつ出世する方がクールだという風潮があります。
いわば「バランスマン」ですね。

「働きマン」が発行されていたのは2004年〜2008年でした。ほぼ10年前なのですね。震災があったことも大きく起因しているかと思いますが、この10年でここまで変化があったことは少し驚きです。

ところでこの漫画「働きマン」は、完結しておらず途中で休載したまま今に至ります。当時弘子に新しい恋が始まり、仕事もさらに順調というところで終ったままになっており、彼女の恋や仕事の行方がどうなるのか、自分の姿を重ね合わせて続編を切望した人は多いと思います。私もその一人でした。しかし、続編を待っているうちに、時代の気分が変わりました。

もし続編があるとしたら…?松方が出産しているとか、出世して管理職になって、若い「バランスマン」の社員たちと共に仕事をするとかかなあ。

ただ個人的には「その先の結末は、自分で見つけてね」という作者からのメッセージと受け取って、続編はなくていいのかも…?と今は思います。

色々と書いていましたが、ここまで時代性をうつしとった「働きマン」はとても偉大な漫画だったと思っていますし、今でも好きです。

※「働きマン」©安野モヨコ 講談社

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