妄想 「続・おおかみ子どもの雨と雪」大人になった雪と雨の、その後の物語

細田守監督の映画「おおかみこどもの雨と雪」、いい作品ですよね。

オオカミの世界を選んだ雪と、人間の世界を選んだ雨。映画では若い2人が自分の生き方を選んだところで終わっていますが、その後の2人の生き方がどうなっていくだろうということに興味がわきました。

特に雪は女性として、オオカミ人間の世代をつなぐという選択をするのか、それともこれ以上、孤独な体験をさせることのないよう、自分の世代で終わらせるのか?

続編が気になりすぎるので、勝手にストーリーを考えてみましたw。

※注…ここからのストーリーはまったくの妄想です。本篇とは何の関係もありません


「続・おおかみこどもの雨と雪」

20代になった雪は、なぜ自分や父のような種族が生まれたのかを探求するため、大学院で動物の生態を研究しています。

同じ研究室には、雪の理解者である先輩研究者・嵐(勝手に命名w)がいました。

雪と嵐は良い理解者であり信頼し合っていましたが、雪の方がどうしても深い関係へと発展させられないという思いを抱えていました。

あるとき、雪の研究室に、ある自治体から絶滅したはずのオオカミが偶然捕らえられたという連絡がありました。現場に行った雪が対面したのは、老狼となった雨でした。雨が山に入ってから、15年ぶりの対面でした。

雪はこっそりと周囲の目を盗んで雨と話します。雨は、すっかり山のリーダーとして動物たちをまとめ、平和を守ってきました。そんなとき、開発のために山に入ってきた人間に襲いかかり、捕まってしまったというのです。山に戻りたい、と雨は言います。

一方、捕獲した自治体の間ではオオカミ(雨)を動物園に送ろうという話が持ち上がります。雪はなんとか山に戻すよう話しますが、また人間に危害を加えたら危険…という理由で聞き入れてもらえません。

すっかり人間として生きてきた雪にとって、「もうひとりの自分」である雨との再会は、動揺を与えます。ずっと隠して生きてきた孤独な自分を思い出し、塞ぎこむようになりました。

そんな雪を支えようとしたのは研究室の先輩・嵐でした。嵐は雪のオオカミを自然に戻したいという主張を応援します。この活動を通じて距離が縮まる2人。

そんな中、雪に衝撃が訪れます。妊娠したのです。嵐に打ち明けられず、悩む雪。自分のような人生を子どもに押し付けたくない。生むべきではないのではないか?一方で、研究を通じて遺伝子の変異がもたらした奇跡として種をつむぐ責任も感じ、板挟みになってしまいます。

雨の動物園寄贈の話は進行し、いよいよ動物園行きの日が近づいてきます。

ある日、嵐から驚きの提案があります。動物園行きの前日に、雨を秘密裏に逃がそうというのです。

妊娠のこと、雨のことで揺れる雪は憔悴して故郷の母を訪ねます。母に全てを打ち明けた雪。母は雪に、女手ひとつで2人を育てた経験は、代えがたい宝物だったこと。人間の子は育てたことがないけど、生まれてきてくれたことに価値があると思って育ててきたことを話します。

おなじくオオカミ子どもを産んだ母からのことばは、雪の心を溶かしていきます。

戻った雪は、嵐に全てを打ち明けます。

そして前日、雨を逃し、大きな秘密を2人で抱えたまま、研究室を去ります。

数年後、ふたりは雪深い外国の街にいます。

野生のオオカミが生息するその街で、雪と嵐は自然研究者として働いています。小さな子どももいます。

子どもが人間か野生か、どちらの選択をしても生きていけるように。

そう願いながら生きる2人であった。

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