記憶に残るひと

ふとした瞬間に、昔の友人や同僚を思い出すことがある。

困難なプロジェクトを一緒にやったとか、厳しい部活に耐えたとか、強い心の結びつきがそれほどあった訳じゃないのに、たとえるなら隣の部署でたまに挨拶する程度だったのに、なぜか記憶に残るとひとがいる。

そうやってたまに思い出す人には、共通点があることに気づいた。

それは【○○がとにかく好きだと公言する人】なのだ。

○○には色々なものが入る。たとえば私のリアルな知人でいうとPerfume、カープ、横山剣(CKB)、神社、イスラーム文化、フランス映画、日本酒…。

ふとした拍子に(あ、そういえばあの人コレ好きだったよな…)とその人の記憶とともに頭をかすめる。

かくいう私もAKB48好きを公言するのには勇気がいった。クラシックが好きとか言いたかったですよ。AKBが好きなんですと初めて言うときの相手の一言が帰ってくるまでの間は何とも言えない。(最近はオンライン英会話のフィリピン人の先生に『あなたはそれよりもヤスシアキモトの研究をしてビジネスに活かした方がいい』と諭されたよw)

それでもやっぱり、好きなことに没頭してるひとは、記憶に残る。前職や前々職で、カッコよく仕事してた先輩はいたと思うけど、その人よりも高頻度で思い出すのは○○好きで仕方のない同僚なのだ。ひとの記憶っていうのはそんなものなのだ(私だけかもしれないが)。

ひとはいつから、好きなことを公言することを「恥ずかしい」と感じるようになったのだろうか。子どもの頃はもっと純粋に、好きなことを堂々と話せていたはずだ。あるいは、入ってくる情報が多すぎて、ひとつのことに執着する機会が少なくなった。

それでも好きな気持ちを抑えられずに公言して、暇さえあれば好きなことに身銭を投じる人を、周囲は半ば呆気にとられ、半ば羨望の目で見つめる。

その人が好きだったものを目にした時、記憶の中で結びついて思い出す。なぜか何かを嫌いと言っていた人のことは思い出さない。

好きという気持ちは、ひとの心に響くのかもしれないな。

さて、あなたは何が好きですか?
それをひとに言うのは恥ずかしいですか?
言ってほしい、とわたしは思います。なぜなら、あなたが好きなコトに触れたとき、そこに豊かな記憶が宿るから。
※写真はもはや食べない週はない、フォー。先祖はベトナム人だったんじゃないかと真剣に思ってる…

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